情報まとめ!暇と生活

10年の北海道での山籠りを経て、中央線に舞い戻った男。鹿野おしりの街道爆裂サブカル日記。

偏愛して妄執した哀愁のアニメ感想~四畳半神話大系~

四畳半神話大系 コンプリート ブルーレイBOX (全11話, 275分) 森見登美彦 アニメ [Blu-ray] [Import] [PAL, リージョンB, 再生環境をご確認ください, リージョンフリー又はPAL再生可のプレイヤーで再生する必要があります]

 

四畳半神話大系とは、可能性のアニメである。

 

以上、完。としてしまうのはいささか暴論である。文筆家である温厚ないささか先生であっても、激昂して頭が剥げ上がってしまうほどの暴論だ。そんな暴論だけ吐いてブログを終えてしまっては、私はブログの神様に見放されてあわやブログ界の誹謗中傷地獄に落とされ、針の筵の中で全身に突き刺さる針を取り除けないままに、じたばたと悶え苦しむ姿を全世界に配信する糞エンターテイナーとして人生を終えるであろう。<完>

完、ではないまだ続く。四畳半神話大系とは森見登美彦氏による小説で太田出版から2005年に出版された。その後、2010年にフジテレビ系ノイタミナで湯浅政昭監督、上田誠脚本でアニメ化されたアニメ作品である。大学生であるところの<私>がモノローグ一杯で語りまくる青春活劇であり、「あのときああしていれば・・・!」という悔恨から人生をさかのぼり一つ一つの可能性を検証する一話完結型で見やすいアニメである。

アニメで披露される京都の大学生の生態もまた楽しいものだ。木屋町で飲んだり、鴨川でカップルに殺意を憶えたり、毒霧を吹いたり、大きなカステラを一人で食べたり、屁理屈踊りを町中で舞ったり、毒霧を吹いたり、年上の女性にどぎまぎしたり、鱧を湯引きしたり、湯引きした鱧に梅を乗せてみたり、阿呆な大学生の阿呆な生態をきめ細やかな描写を重ねて丁寧で表現することに成功している。

だが、私がこのアニメで一番言いたいのは、「四畳半神話大系は可能性のアニメである。」ということである。話の中では、夢と希望に溢れた大学生活を始めた<私>が、その元来の性質である生真面目さや尊大な羞恥心、傲慢な自尊心によって大学生活を駄目にしていく中で、バラ色の大学生活を目指してなんども大学生活をループするといった形で進んでいくわけだ。大学入学の時に受け取ったサークル勧誘のビラ、それらすべてが可能性であった・・・。しかしながら、人は可能性を摘み取っていくことで大人になっていく。進学、就職、結婚。これは無限に広がる可能性の海の中に、えいやっ!っと手を突っ込んで海産物を捕まえる行為に似ている。海の中には鱧もメダカも蟹も雲丹も鮑もいるが、捕まえられるのは両手で掴んだものだけだ。それがたとい、穴の開いた片方だけの長靴だったとしても後悔してはいけない。自分の手で掴んだものだけしか得られるものはない。人生に抽選やリセマラはないのである。そんな四畳半神話大系で一番不毛な学生生活を送った<私>が、一番最良の大学生活を手に入れるというのは何とも示唆に富んだ内容だったと思う。

一方、小津は七面六脾の活躍、権謀術数張り巡らせて、様々な可能性を少しずつ育て上げて可能性に満ち満ちた大学生活を送っている。人生には2種類のタイプがいる<私>みたいなタイプか小津みたいなタイプだ。あまり器用ではない<私>みたいなタイプの人は沈思黙考、考えて熟慮を重ねて人生を選んでいくより外ならない。しかしながら、時として阿呆になることも必要である。阿呆に生きるというのは対外的に見ての話であり、本人は阿呆とは思ってはおらず質実剛健真正直なものであるが、客観的に見て「自分は阿呆ではないか?」という能力は、真面目に阿呆道を進んでいく上では必要である。阿呆に生きることと、最良の可能性を掴むこと、それが何よりもより良い人生を生きていく上だ大切なことだと私はこの物語から学んだ。以上

 

 <完>

 

 

 

 

サブカル、RSRに行く~音楽よもやま話~

線香花火

 

高校生でスケベパンクキッズだった。

…だったというのは、これは多分に昔の話で俺は今31歳になろうとしている。だからおよそ干支一週分、12~14年前の話になる。当時の2003年から2008年頃の日本はパンクブーム真っ盛りでラジオからひっきりなしに日本語パンクの曲が流れチャートを賑やかしていた。またTATTOが欠席したミュージックステーションはミッシェルガンエレファントがその穴埋めをしたりしていた。そんな時代の話。 

僕は高校生で漫画と映画と音楽にハマっていた。部活のテニス部をしょっちゅうサボってはレンタルビデオ屋に足を運び、マイナーな映画や漫画や音楽を漁っていた。インターネットは世界を覆い尽くしつつあったが、スマホもLINEもなかった伸びやかな時代の、北海道の一地方都市の話である。ヴィレッジヴァンガードがない僕の地元の最大の文化施設TSUTAYAであり、GEOであり、ライブハウスだった。 

その頃聞いていたものを列挙してみよう。当時、DAPUNPやブリリアントグリーンに飽きていた僕のようなスケベサブカルキッズの耳目を集めたのは、ラジオから流れたガガガSPの「卒業」であった。僕にとっての日本語パンクの歴史はこのあたりから始まる。その前にTHE HIGH LOWSの「青春」を聞いたりしていたが、その頃はまだ音楽を深堀りする知識はなかったので単発で終わった。ガガガSP(雨の日曜日、一人ぼっちの世界)の何が凄かったかと言うと、まずはそのダミ声。綺麗な声のアーティストしか知らなかった僕にとっては、ダミ声で叫ぶように歌うガガガSPのコザック前田の姿は神のように映り半ば心酔していた。そして、その後、友達からGOING STEADY銀杏BOYZ/青春時代、あいどんわなだい、BABYBABY)、STANCE PUNK(クソッタレ解放区、すべての若きクソ野郎)、太陽族(誇り、青い空白い雲)、オナニーマシーン(ソーシキ、女友達)、セックスマシーン(頭のよくなるラブソング、死んじゃって頂戴)、BIVACCHE(桜の花が散る前に、はんぶんこ)、THE BLUE HEARTS(ロマンティック、TooMuchPain)、エレファントカシマシ(ハロー人生、友達がいるのさ)、SEX PISTOLES(pretty vacant、Friggin In The Riggin)などを教えてもらった。さらにはSTREET ROCK FILEというパンクロックを紹介する雑誌を教えてもらったことで趣味の幅が広がることになる。

同じ高校では日本語パンクを聞く人間は少数派であった。おそらくはいたのだろうけど、音楽の話をした記憶はあまりない。多分、直球でストレートな歌詞を叫ぶパンクバンドをかっこいいと褒めることは、なんとなく暑苦しくてかっこ悪いという風潮があったのだ。僕の高校ではバンドをやってるやつらはDEEP PURPLEMr.BIGなどの洋楽に心酔していて、まぁ仲良くやっていたが音楽の話はしなかった。他にもカリガリマリスミゼルというビジュアル系にハマっている連中も大きな勢力だったが、こことも話は合わなかった。おおよそ僕が音楽について話するのは他校に進学した友達くらいだった。つまり趣味を介して人とコミュニケーションをとるという経験を、この多感な時期から積んでこなかったわけである。そんな感じで、夜中に窓を開けて夜風を楽しみながらビールを飲み、パンクミュージックを一人で楽しんでいると、大体自家中毒を起こすことになる。僕の中の思考は甲本ヒロトの歌詞に多大なる影響を受けて、甲本ヒロトと同一化した存在として認識していた。気持ちの悪いファンの典型だっただろう。

うちの地元は北海道の東端のライブハウスがあったのでメジャーバンドの全国ツアーの折り返し地点になっていた。その為いくつかのバンドを高校時代に生で見ることができた。あの頃のパンクバンドが地元に来た時の狂騒は凄いものだった。満員電車並みの密着率でモッシュやダイブを繰り広げ、けが人も出ていたほどだ。まだ若かった僕は熱さで失神しそうになりながら腕を振り上げて叫んでいた。ちなみに初めて行った高校時代のガガガSPで、同じクラスの女の子が来ていて、御多分に漏れず、その場で好きになってしまったことは僕と君たちだけの秘密だ☆ちなみにファン同士で交流するという発想にはならなかった。まぁ人見知りだったわけである。

文化祭でバンドをやるといった経験もなく(一応、舞台の監督はした)、僕は関西の大学に進学することになる、胸には夢をメディアプレイヤーにはパンクミュージックを詰め込んでの新たなる旅立ちであった。大学時代の僕が聞いていたのは、高校時代に引き続きパンクミュージックだ。THEピーズ(とどめをハデにくれ、リサイクリン)は「とどめをハデにくれ」を受験旅行の最中に買ったが、当時はいまいちハマれなかった。それよりもずっと聞きやすかったのはニューロティカ(東京花火、嘘になっちまうぜ)だった。サンボマスター(美しい人間の日々、あなたと生きたい)、ピンクリボン軍(阿呆の耽り、ヤニ雲)、鴨川(春風、浴衣モッシュ)、マスラヲコミッショナー(座して喰らえば山も空し、リーチ)、筋肉少女帯(サーチライト、リテイク)、イースタンユース(東京快晴摂氏零度、裸足で行かざるをえない)、ミドリ(ゆきこさん、愛って悲しいね)、ROSSO(シャロン、1000のタンバリン)といったバンドサウンドたちが僕のメディアプレイヤーに加わっていくことになる。大学の音楽漬けの生活の中で楽しかったことと言えば、やはり札幌で開かれる野外ロックフェスRSR(ライジングサンロックフェスティバル)だろう。野外で音楽を楽しみ、酒を飲んだり煙草を吸ったり寝たりできる音楽イベントである。これは僕のようなライトな音楽ファンにはぴったりなイベントだった。知ってるバンドのライブはもちろん楽しく、新しいバンドとの出会いも演出してくれる。外国人も少なく治安もいい。大学時代の計4回ライジングサンにはお邪魔することになった。「なんだよ!モテキフューチャーかよ!くだらねぇ!くたばれ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれないが、フェスの最中女性と話をしたのは2言、3言である。フェスには僕は男三人で車で旅行をしながら向かうことにしていた。女と一緒にフェスに来る奴なんてダセェと思っていたが、参加者の中でぶっちぎりにダサいのは俺たちだったことは、自覚している。4度の参加の中で、高校時代の同級生と再会したことは良い思い出になっている。しかしながら、フェスの参加というのもやはり若い頃だから出来る事だと申しますか、最近はめっきり足も遠のき出演者発表もチェックしないでいる。そして社会人になって心を痛めてからは「がんばれ!」と言われるのがしんどくって、長らくパンクミュージックからは離れていた時期がある。

最近、自分で自分の夢を追おうかということを考えていて、改めて聞いたニューロティカの「嘘になっちまうぜ」は僕を改めて迎えてくれた。やはり、ニューロティカはいい。とてもやさしい…。また僕は自分の夢を実直な姿勢で追うことはできるのだろうか、大学に進学したころのように素直な実直な姿勢で…。そんなことをRSRに銀杏BOYZが出演するというニュースを見ながらツラツラと考えた。オチはないし、慈悲もない。以上。

 

 

 


【MV】バックドロップシンデレラ『フェスだして』


筋肉少女帯『アウェー イン ザ ライフ』

 

追記:動画・楽曲を追加(2017年5月3日)

 

 

 

 

ヨッパライ映画評~おとなのけんか~

おとなのけんか [Blu-ray]

ようよく来たな!まぁ座れよ?

何にぃのむ?ここは居酒屋だから何でもあるよぅ!チューハイでもビールでもハイボールでもぅ!

ハイボール?わかった。・・・すいませーん!角ハイボール一つぅぅ!で、今日読んだのは他でもない!映画の話がしたかったんだよ。

まぁこういう付き合いになって俺とお前も長いが、今日は早いぞ。

クリストフ・ヴァルツが出てるからこの映画は傑作。以上。

 

何?手短すぎるって?じゃぁもう少しだけな。

俺とクリストフ・ヴァルツガであったのは紀元前三世紀、マケドニアの事だった。俺がDVDでイングロリアスバスターズを見てたら、ナチスユダヤ狩りの隊長としてヴァルツが出ていた。ヴァルツは冷酷な隊長役で出ていて、とても恐ろしいし、また小物感もあってバランスの取れた演技をしていた。いい感じのな。たしかアカデミー賞助演男優賞もその時に取ったはずだ。さすがだよ。

その演技派クリストフ・ヴァルツを迎えたコメディ映画がこれ、「おとなのけんか」だ。

話の筋は簡単だ、子供同士が喧嘩をしてケガをしたので加害者側の親が被害者側の親に誤りに行く。簡単な筋だろう?

でもここからひと悶着があるわけだぁ!1時間30分くらいのな!まず、ちょっかいだした方とケガさせた方のどっちが本当に悪いの?っていう問題からさぁ、女同士の戦いが始まり、問題はこじれにこじれついには敵味方入り乱れての大論戦に発展するのがこの映画さぁ!!おんもしろいゆぇ!

テーマも身近で展開も面白いこの映画は☆4つ半って感じだな。こんな指標を出したことはないけどな。

まぁ見てくれよ。さぁ飲み終わったことだし二件目行くぞ二件目!

 

 

 

 

 

<完>

世間の青少年たちの精通を促した漫画5選

どうも、こんにちわ。サブカルバカです。

今回の漫画特集は、世の青少年の精通を促した、ちょっぴりエッチな漫画を紹介します。この特集を通して、青少年の性の不安や理想的な精通について考えを深めていきたいと思います。

私の精通は半ば強引に奪われたものでした。道端に落ちていたドルフィンというエロ雑誌によって・・・。これはある種のレイプであります。か弱く、純粋な青少年を道端のエロ本を置いて精通を促す、これはソーシャルレイプの一つだと言えます。私はレイプ被害者なわけです!そしてこうして話すことによって、周りからの好奇の視線にさらされてセカンドレイプされているのです!こんな社会は間違っている!

・・・つって、道端に落ちてたエロ本で精通したのは事実です。できれば、自室で誰もいない落ち着いた環境で精通したかったですが、まぁそんなことは犬にでも喰わせておけばいい話なので、早速紹介していきます。

 

爆骨少女ギリギリぷりん 7 さらばホワイティスワン!! (ジャンプコミックス)

ジャンプが生んだ最終兵器。柴山薫の爆骨少女ギリギリぷりん。これは月刊ジャンプ連載なので今の30代なら読んだ人も多いのではないでしょうか?月刊ジャンプといえばみやすのんきとギリギリぷりん、というくらいメジャーな存在です。高校生の女子覆面レスラーが素性を隠して学校生活を送るという内容。戦闘シーンでのコスチューム破りや、敵の卑劣な罠による露出が多くて、若い時分とてもお世話になりました。特に!ギリギリぷりんという関節技を決められているときに、胸が頭に当っている状況(関節技のギリギリと、おっぱいのぷりん)が表題にもなっているのですが、僕は昔、新小岩にプロレスキャバクラというものがあり、ドレスを着たおねーさんがプロレス技をかけてくれる店で私もかけてもらいました。技をかけてもらっているときに「あーこれがギリギリぷりんかーっ!苦し気持ちいいっ!」と感動をもよおしたことがありました。

柴山薫先生は2007年に亡くなられました。ご冥福をお祈りするとともに、ギリギリぷりんという言葉は偉大な発明だったと私は思います。以上

 

 

ふたりエッチ 69 (ヤングアニマルコミックス)

青少年の精子を搾り取り続けている超長期連載といえば克・亜樹のふたりエッチである。今年が連載20年イヤーである。現実で考えたら由良さんも40歳のはずだが、こまけぇこたぁいいんだよっ!

きっとあなたと同じ学年にもふたりエッチを全巻持っていて、日夜女体研究に励むエロ博士がいたと思う。エロ博士は元気にやっているのだろうか・・・。そんなエロ博士を生み出したふたりエッチは売れに売れ書店によっては青年コミックコーナーに置いていたところもあるし、成年コミックコーナーに置いていたところもある、物議をかもした作品と言えるかもしれない。

 

 

オヤマ!菊之助(7) (少年チャンピオン・コミックス)

チャンピオンの覇者といえば瀬口たかひろオヤマ!菊之助である。1996年から2001年までの連載で全25巻。毎週様々なシュチュエーションで笑わせて、いや、おてんてんいこらせてもらった、私にとって想い出深い作品である。ちなみにこの頃のチャンピオン読者の間では、オヤマ!菊之助派かエイケン派かで別れることがあるが、まぁどちらも元スケベキッズである。

オヤマ!菊之助は毎週エッチなシーンがあるのだが、そのシチュエーションが凄い、菊之助がドイツを旅すればドイツ人の双子がひょんなハプニングからソーセージを股に入れてしまったり(これがホントの双生児!)、サバンナを旅すればガイドの褐色の女の子が象の鼻で股を擦られてしまう!本当に瀬口たかひろ先生の想像力には参ったものである!そんなオヤマ菊之助は正当な続編がヤングチャンピオン烈で連載中である!読もう!コミックビーム

 

セルフ(1) (ビッグコミックス)

朔ユキ蔵のセルフである。そのものずばり、大人のオナニーライフを描いた名作だ。快楽天の「少女ギターを弾く」でリビドーバリバリの漫画を描いてデビューした朔ユキ蔵の意欲作である。精通やオナニーについて学べ、自分のナイトライフを改めて考えるきっかけになるでしょう。オススス!

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このSを、見よ!(1) (ビッグコミックス)

私が考える限り、最高の精通は「このSを見よ!」(北崎拓)の親子丼で初めてを迎えることではないかと思います。青年誌の限界なのではないか!?というくらいエロかった!僕がこれまで人生で散々抜き散らかしてきたことを後悔するくらいの作品が、この漫画には載ってます!北崎先生の書く女の子はかわいく、エッチな要素がもりもりなので、普通のエロ本に飽きた人は手に取ってみてください。実用性抜群!話もクピドの悪戯シリーズらしく、セックスと愛と欲望に焦点を当てた悩める青少年向けの内容になってます。個人的に好きなキャラクターは初めの方に出てくる看護婦さんです。

 

 

いかがだったでしょうか?初めての精通で読みたい漫画特集でした。「おめー初めに青少年の性の悩み云々言ってたけど、全然その話してねぇな」というご指摘もあるかと思いますが。EXACTLY。その通りでございます。ガキが何で精通しようが俺の知ったことかよ!木の根の股でもみとけ!このエロガキがっ!それよりもぉ!僕ちん最近勃ちが悪いんだけどどーなってんの!というのが私の本音。

オナネタというのは自分で発見して、採取するものというのが私の基本的な考え方なので、こんなガイドなんて参考にしてないでママと一緒に温泉でも行ってきなっ!ていう話で終わってしまうのでございます。まぁ、30代男性が自分の精通を思い出す想い出語りにでもなってくれれば幸いかなぁって思ってます。それでは最後に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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以上

 

 

 

ヨッパライ映画感想~バンド映画~

TOO YOUNG TO DIE トゥーヤング トゥーダイ!若くして死ぬ [レンタル落ち]

アイデン & ティティ [DVD]

少年メリケンサック デラックス・エディション [DVD]

 

よう、来たか!ささ!ここに座れ!座って俺の話を聞け!

 

今日俺は映画三本もみちゃったよ!いや~映画ってホントいいよなぁ~・・・・という訳でもないんだ。なんか一本見たら物足りなくて、二本目見ても物足りなくて、結局三本も見ちまった。そういう話なんだ。

 

まず一本目、宮藤官九郎監督長瀬智也主演の「Too Yung To Die」去年くらいに公開された最近の映画だな。宮藤官九郎長瀬智也といやあ、「IWGP(池袋ウェストゲートパーク)」を彷彿とさせるキャスティングだわな。これは自然と期待度も上がるってもんよ。

話の筋はこうだ。修学旅行中の神木隆之介がバスの事故で死んじゃうんだよ、で地獄に行っちゃって好きな子に会うために人間界に行ったり天国に行ったりするコメディタッチの映画なわけだな。

俺はこれなんかダメだった。たぶんターゲットが違うんだろうな。修学旅行の事故といえばバトルロワイアルとかドラゴンヘッドでもモチーフになっていたほど、ベタな展開だし、ぼんくら主人公に「死んだ後も君のことが好きよ」って女の子が言うシーンも、童貞のよくやる妄想なだけになんかノレなかったんだよなぁ。まぁ、おじさんになったっていうことなんだろうね。

 

それで物足りなくなって、俺が高校時代にドはまりした「アイデン&ティティ」に流れたんだ。

アイデン&ティティ」はみうらじゅん原作、田口トモロヲ監督、峯田和信主演の映画だ。昔、公開されたときは峯田和信大好きだったし、レンタル開始されたときに新作料金で借りたもんよぉ!ライブシーンもかっこいいし、主人公ナカジマの憤りも共感できたし、最後の展開も自分の鬱屈した生活と重ねて大爆発させたもんさぁ。でもやっぱり今見ると物足りないんだよなぁ。やっぱりバンド映画にはまるには年を取り過ぎたってことなんだろうなぁ。あ、麻生久美子は可愛かったよ!

 

で、最後に見たのが「少年メリケンサック」。宮藤官九郎監督で宮崎あおい主演、田口トモロヲ佐藤浩市、ピエール滝、木村祐一、ユースケサンタマリア、峯田和信が出ている映画だ。なんとなく出演陣を見ても集大成って感じがするだろ?

スジはこうだ、昔流行ったパンクバンドの少年メリケンサックというバンドをレーベルが再発見して、50歳になったメンバーを集めて再結成させて全国ツアーを開催するっていう話なわけだよ。宮藤節爆発でエンタメ性が高くて面白いんだけど、今のバンドやってる若い奴と昔のパンクバンドのおっさんの対比が色濃く出ていて、そこの確執みたいなもんが楽しめる映画でもあるんだ。「今どきパンクってダセーよな」みたいな。俺がパンクキッズだったのが10年くらい前の日本語パンク全盛期だから、やっぱり音楽業界っていうのも変わったんだなぁ、って感じたよ。

あ、でもサンボマスターがこんど新アルバム出すらしくてなんかうれしくなったよ。俺はさぁ、もう一回くらい穴あきジーンズとパンクロックが流行ってるところを、死ぬ前までくらいに見てみたいなあって思ってんだよ・・・。

 

話が長くなっちまったな。サブカル度でいうとアイデン&ティティ>Too Yugn To Die。エンタメ度でいうと少年メリケンサックアイデン&ティティっていうことだけ今日は覚えて帰ってくれな。そんじゃぁ、また今度!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サンボマスター「オレたちのすすむ道を悲しみで閉ざさないで」MUSIC VIDEO

ヨッパライ映画評~モテキ~

モテキ

 

 てめぇ!この野郎!よくここに顔が出せたもんだなぁっ!座れ!座れって言ってんのが、わかんねぇのか!!!

 なんで怒ってるかだって?てめぇ自分の胸に手を当てて聞いてみろこらぁ!てめぇの舌は二枚舌かって聞いてんだよ!!!アウトレイジだ、この野郎!!

 理由は俺がモテキ劇場版を見たからだ、こらぁ!お前?お前は関係ねーんだよ!

 

 モテキ!これほどサブカルの俺を怒らせた映画はねぇぞ、こらぁ!

 まず何が嫌いかと言えば、幸代のサブカル乞食野郎なところ、そして恋愛乞食な性質が腹立つんだよっ!「えっへっへ~、僕はぁ、人とは違う作品を知ってるんです~~~偉いんです~~~~。女の子すきです~~~、あわよくばいっぱつやれればいいとおもってますぅぅぃ」みたいな態度とってんじゃねぇぞ、この田舎百姓が!!他人の作品に乗っかって自分のセンスや感性を自慢してる、その傲慢な自意識が俺は気に入らねぇ!!!!卑しいサブカル根性だ!!そういうところが俺は気に入らねぇって言ってんだ!このサブカルド三品がぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!あたりをうろつく女とあわよくばとか考えてんじゃねぇぞ!この恋愛乞食!!!(ドンッ)

 

 はぁはぁ、すまんな。お前を仮想幸代に見立てて怒ってしまった・・・。注文がまだだったな。何飲む?レモンチューハイ?オッケーわかった。すいませーん!レモンサワーひとつーぅ!

 

 ・・・でもな、俺にとっていいところもある映画だったよ。それが麻生久美子がでてるってことだ。麻生久美子、伊賀タイスケと結婚した既婚者。でもな、俺、時効警察も好きだし、ヤジキタも見たし、インスタント沼なんていうわけわかんない映画も劇場で見るほど、本当、麻生久美子が好きなんだよ。麻生久美子一人カラオケが見れただけでも、この映画を見た甲斐があったと思った。いいよね、麻生久美子。不倫しよ・・・・。

 でも、だぁ。

 駄菓子かしだぁ、この映画の役回りにおいて、麻生久美子はメインヒロインが主人公にあてがった恋人役、つまりはサブヒロインなわけだぁ。メインヒロインは不倫中の彼氏がいるって設定だから、そんな不毛な恋愛はやめて実直な恋愛しましょうよ、と、主人公に提案する立ち回りなわけだぁ・・・。ミニカーを新開発し、一人カラオケでB'Zとか歌っちゃう33歳の麻生久美子をだよ。振るとはテメェ!どういう了見だおらあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!ふざけんな!殺すぞ!テメェは何様だ!!!麻生久美子がだよ!あの麻生久美子が泣きながら謝罪をするんだよ!!!??????「ごめんなさい!勉強するからぁ!あなたの好きなものを勉強していい女になるからぁ!だからお願い捨てないで!」っていってなぁ!それを主人公は「なんかさぁ、重いんだよね」ってふざけんなこらあああああああああああああああああああああああ!!!!二番じゃだめなんですか!二番じゃ!!!!!二番は世界二位という意味ですよ!!!!世界二位の何がいけないんですか11!!!!!11!!1!二位だって頑張ってるんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 あんなぁ、でもなぁ。ウチ思ったんやけど・・。自分の人生を顧みて、俺なんで彼女がおらへんかったかというと、一番の子以外受け付けなかったからなんやなぁ・・・。二番以下の子に目もくれへんかった。だからウチは幸代と一緒や。この映画のことなんも批判でけへん。って思ったらなんか自分にも優しくできた気がするんや・・・。女ってなぁ、藪に入らないかんときっとあると思うねん・・・。

 

 という感じの映画だったわ。モテキ。サブカル的な演出が多かったけれど、これがサブカルの金字塔かっていわれたら、サブカルもんの沽券にかかわる事態だと思うわ。さぁ早くみんなで新しいサブカルの作品つくろな~。ほなな。

 

 あ、金はウチが払っとくからええで~。ほなな。

 

 

 

 

モテキ(2011)

監督:大根仁

脚本:大根仁

原作:久保ミツロウ

ヨッパライ映画評~スターシップトゥルーパーズ~

スターシップ・トゥルーパーズ  (吹替版)

 

 よぅ!来たな!こっちはもう始めてるぞ!

 まぁまぁよく来た。まずは一杯。良い飲みっぷりだなぁ。よっ!男前!おでんもあるぞ。がんも食え、がんも。

 

 今日お前を読んだのは他でもない。今日俺が見た映画の話をしたかったからなんだ。何?串が食べたいだぁ?えーい良い良い。頼めたのめ。

 

 そんで映画の話なんだ。で、今日俺が午後のロードショーで見たのが、この「スターシップトゥルーパーズ」だ。このDVDは・・・エロDVDじゃねぇよ。まったく、お前はスケベだなぁ。なんだ親父似か?これは、お前に貸すためにそこのTSUTAYAで買ってきたんだ。もってけもってけ。

 

 この映画はすげぇぞ。ハリウッドが作ったバカ映画。つまりB級映画なんだけど、金をかけて最高の監督が意欲的に取り組んだ映画なんだ。

 

 スジはこうだ!この映画は虫と人類が己の生存をかけて戦う未来の話なんだ。その未来で軍隊に入隊する若者を増やすために作られた映画、つまりプロパガンタ映画ってやつだな!そういう体で話が進んでいく。お前も学校で交通安全のビデオ見たりするだろ?そういうのと同じで、ダメな俳優が出ていたり、棒読みだったりするちょっと下手糞な感じで話は進んでいくんだ。若い主人公が学校を出て、軍隊に入隊して、初めての任務にいって、同僚が死んで・・・とかまぁ、そんな風に進んでいくんだ。で、敵のボスを倒してっていう風に話は終わるんだ。

なんだ?不満か?それのどこがおもしろいんだ、だって?まぁ色々と小ネタが入ってて笑えるんだが、俺も酒飲みながら見てたからあんまり詳しくは覚えてないんだが、俺が一番気に入ったし、爆笑したのはボスを倒した後だ。

 

敵のボスっていうのが巨大なナマコみたいなやつなんだ。そいつを研究のために施設に持ち帰って、色々実験してるシーンが入るんだが・・・。

 

まぁいってしまえば、そのナマコみたいなやつの口が・・・まぁ、そのなんだ。完全にオマンコなんだな。見てる途中は「あれ?オマンコかな?いやまさかな。ハリウッドだし」って思ってたんだが、ナマコの口に鉄の棒をぶっさして虫が「ピギィ!」って叫ぶんだが、そこに「CENSORED」っていう修正が入るんだよ。

なんだよ、やっぱりオマンコじゃねぇかよ。このシーンが一番、この映画見ててよかったと思ったシーンだよ、俺は。だってオマンコだぜ?なかなか見られるもんじゃねぇぞ。

まぁ、この映画を見ることでおじさんがお前に何を伝えたいかというとだなぁ。ふざける時には本気でやれ。ってことだ。あと、オマンコに鉄棒ぶち込むのはやめとけ。そういうこった。

 

じゃぁ個々の会計払っとくから、もう出ていいぞ。今日はありがとな。

 

 

 

 

 

スターシップトゥルーパーズ(1997)

監督:ポール・バーホーベン

脚本:エド・ニューマイヤー

原作:ロバート・A・ハイライン「宇宙の戦士」