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10年の北海道での山籠りを経て、中央線に舞い戻った男。鹿野おしりの街道爆裂サブカル日記。

ヨッパライ映画評~モテキ~

モテキ

 

 てめぇ!この野郎!よくここに顔が出せたもんだなぁっ!座れ!座れって言ってんのが、わかんねぇのか!!!

 なんで怒ってるかだって?てめぇ自分の胸に手を当てて聞いてみろこらぁ!てめぇの舌は二枚舌かって聞いてんだよ!!!アウトレイジだ、この野郎!!

 理由は俺がモテキ劇場版を見たからだ、こらぁ!お前?お前は関係ねーんだよ!

 

 モテキ!これほどサブカルの俺を怒らせた映画はねぇぞ、こらぁ!

 まず何が嫌いかと言えば、幸代のサブカル乞食野郎なところ、そして恋愛乞食な性質が腹立つんだよっ!「えっへっへ~、僕はぁ、人とは違う作品を知ってるんです~~~偉いんです~~~~。女の子すきです~~~、あわよくばいっぱつやれればいいとおもってますぅぅぃ」みたいな態度とってんじゃねぇぞ、この田舎百姓が!!他人の作品に乗っかって自分のセンスや感性を自慢してる、その傲慢な自意識が俺は気に入らねぇ!!!!卑しいサブカル根性だ!!そういうところが俺は気に入らねぇって言ってんだ!このサブカルド三品がぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!あたりをうろつく女とあわよくばとか考えてんじゃねぇぞ!この恋愛乞食!!!(ドンッ)

 

 はぁはぁ、すまんな。お前を仮想幸代に見立てて怒ってしまった・・・。注文がまだだったな。何飲む?レモンチューハイ?オッケーわかった。すいませーん!レモンサワーひとつーぅ!

 

 ・・・でもな、俺にとっていいところもある映画だったよ。それが麻生久美子がでてるってことだ。麻生久美子、伊賀タイスケと結婚した既婚者。でもな、俺、時効警察も好きだし、ヤジキタも見たし、インスタント沼なんていうわけわかんない映画も劇場で見るほど、本当、麻生久美子が好きなんだよ。麻生久美子一人カラオケが見れただけでも、この映画を見た甲斐があったと思った。いいよね、麻生久美子。不倫しよ・・・・。

 でも、だぁ。

 駄菓子かしだぁ、この映画の役回りにおいて、麻生久美子はメインヒロインが主人公にあてがった恋人役、つまりはサブヒロインなわけだぁ。メインヒロインは不倫中の彼氏がいるって設定だから、そんな不毛な恋愛はやめて実直な恋愛しましょうよ、と、主人公に提案する立ち回りなわけだぁ・・・。ミニカーを新開発し、一人カラオケでB'Zとか歌っちゃう33歳の麻生久美子をだよ。振るとはテメェ!どういう了見だおらあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!ふざけんな!殺すぞ!テメェは何様だ!!!麻生久美子がだよ!あの麻生久美子が泣きながら謝罪をするんだよ!!!??????「ごめんなさい!勉強するからぁ!あなたの好きなものを勉強していい女になるからぁ!だからお願い捨てないで!」っていってなぁ!それを主人公は「なんかさぁ、重いんだよね」ってふざけんなこらあああああああああああああああああああああああ!!!!二番じゃだめなんですか!二番じゃ!!!!!二番は世界二位という意味ですよ!!!!世界二位の何がいけないんですか11!!!!!11!!1!二位だって頑張ってるんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 あんなぁ、でもなぁ。ウチ思ったんやけど・・。自分の人生を顧みて、俺なんで彼女がおらへんかったかというと、一番の子以外受け付けなかったからなんやなぁ・・・。二番以下の子に目もくれへんかった。だからウチは幸代と一緒や。この映画のことなんも批判でけへん。って思ったらなんか自分にも優しくできた気がするんや・・・。女ってなぁ、藪に入らないかんときっとあると思うねん・・・。

 

 という感じの映画だったわ。モテキ。サブカル的な演出が多かったけれど、これがサブカルの金字塔かっていわれたら、サブカルもんの沽券にかかわる事態だと思うわ。さぁ早くみんなで新しいサブカルの作品つくろな~。ほなな。

 

 あ、金はウチが払っとくからええで~。ほなな。

 

 

 

 

モテキ(2011)

監督:大根仁

脚本:大根仁

原作:久保ミツロウ