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10年の北海道での山籠りを経て、中央線に舞い戻った男。鹿野おしりの街道爆裂サブカル日記。

ヨッパライ映画感想~バンド映画~

TOO YOUNG TO DIE トゥーヤング トゥーダイ!若くして死ぬ [レンタル落ち]

アイデン & ティティ [DVD]

少年メリケンサック デラックス・エディション [DVD]

 

よう、来たか!ささ!ここに座れ!座って俺の話を聞け!

 

今日俺は映画三本もみちゃったよ!いや~映画ってホントいいよなぁ~・・・・という訳でもないんだ。なんか一本見たら物足りなくて、二本目見ても物足りなくて、結局三本も見ちまった。そういう話なんだ。

 

まず一本目、宮藤官九郎監督長瀬智也主演の「Too Yung To Die」去年くらいに公開された最近の映画だな。宮藤官九郎長瀬智也といやあ、「IWGP(池袋ウェストゲートパーク)」を彷彿とさせるキャスティングだわな。これは自然と期待度も上がるってもんよ。

話の筋はこうだ。修学旅行中の神木隆之介がバスの事故で死んじゃうんだよ、で地獄に行っちゃって好きな子に会うために人間界に行ったり天国に行ったりするコメディタッチの映画なわけだな。

俺はこれなんかダメだった。たぶんターゲットが違うんだろうな。修学旅行の事故といえばバトルロワイアルとかドラゴンヘッドでもモチーフになっていたほど、ベタな展開だし、ぼんくら主人公に「死んだ後も君のことが好きよ」って女の子が言うシーンも、童貞のよくやる妄想なだけになんかノレなかったんだよなぁ。まぁ、おじさんになったっていうことなんだろうね。

 

それで物足りなくなって、俺が高校時代にドはまりした「アイデン&ティティ」に流れたんだ。

アイデン&ティティ」はみうらじゅん原作、田口トモロヲ監督、峯田和信主演の映画だ。昔、公開されたときは峯田和信大好きだったし、レンタル開始されたときに新作料金で借りたもんよぉ!ライブシーンもかっこいいし、主人公ナカジマの憤りも共感できたし、最後の展開も自分の鬱屈した生活と重ねて大爆発させたもんさぁ。でもやっぱり今見ると物足りないんだよなぁ。やっぱりバンド映画にはまるには年を取り過ぎたってことなんだろうなぁ。あ、麻生久美子は可愛かったよ!

 

で、最後に見たのが「少年メリケンサック」。宮藤官九郎監督で宮崎あおい主演、田口トモロヲ佐藤浩市、ピエール滝、木村祐一、ユースケサンタマリア、峯田和信が出ている映画だ。なんとなく出演陣を見ても集大成って感じがするだろ?

スジはこうだ、昔流行ったパンクバンドの少年メリケンサックというバンドをレーベルが再発見して、50歳になったメンバーを集めて再結成させて全国ツアーを開催するっていう話なわけだよ。宮藤節爆発でエンタメ性が高くて面白いんだけど、今のバンドやってる若い奴と昔のパンクバンドのおっさんの対比が色濃く出ていて、そこの確執みたいなもんが楽しめる映画でもあるんだ。「今どきパンクってダセーよな」みたいな。俺がパンクキッズだったのが10年くらい前の日本語パンク全盛期だから、やっぱり音楽業界っていうのも変わったんだなぁ、って感じたよ。

あ、でもサンボマスターがこんど新アルバム出すらしくてなんかうれしくなったよ。俺はさぁ、もう一回くらい穴あきジーンズとパンクロックが流行ってるところを、死ぬ前までくらいに見てみたいなあって思ってんだよ・・・。

 

話が長くなっちまったな。サブカル度でいうとアイデン&ティティ>Too Yugn To Die。エンタメ度でいうと少年メリケンサックアイデン&ティティっていうことだけ今日は覚えて帰ってくれな。そんじゃぁ、また今度!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サンボマスター「オレたちのすすむ道を悲しみで閉ざさないで」MUSIC VIDEO