情報まとめ!暇と生活

10年の北海道での山籠りを経て、中央線に舞い戻った男。鹿野おしりの街道爆裂サブカル日記。

サブルカル莫迦のサブカル日記〜10年前のクリスマス編

(こちらは過去に書いた記事の下書きです。暇でしたらどうぞ)

 

おっすサブカルおじさんだよ。サブカルおじさんは24日に仕事だからその前の日に記事を仕込んでおくよ。たぶん、若者たちの性の8時間にはきっと受験生のためにシコシコ仕事している予定だから先に投稿しておくよ。

なんとなれどクリスマスである。セント・ニコラウスがプレゼント配り始めた日であり、日本においては子どもたちにプレゼントをあげたり、恋人同士が愛を確かめ合う日である。いいね・・・!(いくらでも腐そうと思えば臭せるけど、大人なので辞めておく)

 

そんなクリスマスにいい事なしな感じの人生を送っている私である。いわゆるモテない弱者男性。大学時代であれば男性友人と集まってクリスマスを跳ね返すこともできたが、今は24時ごろに疲れた顔でケーキとチキンを売るローソン店員を労うことしかできないおじさんである。

 

そんな私であるが、「オーギー・レンのクリスマスストーリー」(映画「SMOKE」の原作なので時間のある人はKindleへ)くらい数奇なクリスマスに出会ったことがある。

 

あれは十数年前、僕が23歳で東京都竹の塚で道に迷っていた時だった(ホワホワホワホワ〜ン)

 

 

・・・僕は23歳独身男性。新卒で勤めた仕事を辞めてフラフラと東京で仕送りをもらいながら暮らしている。一人で東京で暮らすことを選ぶか、夢を追って地元でじりじり燻る日々を送るか考えている時期にある。

 

本当は文章で身を立てたいけど文壇に居並ぶ作家のような美文も書けないし、物語を成立させるための緻密な構成も苦手だ。一方で、生え抜きで現れたオモコロのようなWEBライターのような人脈もコネも、体当たり顔出しで記事を書くことも苦手だ。そんな僕には拠り所もなく、昼から酒を飲み、フラフラと街を漂白するしか手段はなかった。

 

それにしても東京都足立区竹の塚というのは面白い街だ。立地は埼玉県越谷駅の手前、都内の端に位置する。治安が悪く「足立区ナンバーを見かけたら道を譲れ!」と言われるほど、運転マナーも悪く。凶悪な事件も近隣で起きている街であり、竹の塚駅も24時以降はフィリッピンパブやコリアンエステを有する繁華街以外では住民は見かけなくなる。朝には団地近くの公園脇の酒屋の有する酒の自動販売機に、ワンカップを飲むおじさんたちが並び、石でできた将棋盤でおじさんたちが遊ぶテーマパークになる。

 

これには日がな一日飛火野で鹿と遊んでばかりいた奈良県民も驚愕である。まさに竹の塚の高齢者は遊びの達人と呼べる。