サブカル探訪~道立図書館に行ってみよう!~
はぁ・・・憂鬱・・・。
お盆休みにこんにちわ。私です。
すっごい憂鬱なんだけど、これは今回の取材が自分的に満足でなくて、記事にできるか不安なところがある憂鬱なんだ。
はぁ。
まぁとりあえず行ってみよう!
とりあえずこれでも聞いといて
やったぁ!ピーズのハルさんがサポートメンバーに入ってるぞ!
はぁ・・・。憂鬱。
今回は道立図書館に行ってきました。道立図書館というのは札幌は江別にある道内唯一の道立の図書館で、図書、雑誌、北方資料などに強い図書館なんだ。特にすごいのが漫画の蔵書。栗田文庫と呼ばれる、栗田書店からの寄贈の本棚は圧巻で貸本時代の水木しげるの本などレアな本がバカスカ置いてあるというのが道立図書館なんだ。なんでも、漫画オタクたちが秘密裏にオフ会を開いたり、東京から漫画オタクが取材に来たりしゆうっちゅうのが、道立図書館なんだわ。けら、すごいね。
そんなサブカルの殿堂に俺が何しに行ってきたかと言えば、生まれた年の漫画雑誌を読みに行ってきた。俺が生まれた1986年にどんな漫画が連載していたのか。それを確かめに行ってきた。
まず、本題の前にジャブとして創刊号のスピリッツをご覧いただきたい。
じゃぁ~~~~~~~ん!!これがスピリッツの創刊号!230円!やはり下にヤングサンデーを抱えて、上にビックコミックペリオールを抱えての新創刊ということで、いまいち、ターゲットを絞り切れてない感じがある。しかしながら、めぞん一刻の連載は偉大だ。読んだことないけど。この連載で社会に小学館スピリッツをバーーーーンと打ち出した感じになるのかな?よくわからん。
じゃりんこチエの作者の連載。大阪人情があふれる作品だった。
サンデーでうる星やつらの連載をしていた高橋留美子の青年誌連載。ブームになったんちゃうかな?
こんなページもあった。エッチ!!
何気にいしかわじゅんの連載作品を読めたのも収穫だった。このベリショ娘は現代に通じるキャラデザ!キャプキチさんが黙ってないと思う!かわいい!
今は文春の漫画紹介が主な仕事になっているいしかわじゅんにこんなかわいい女の子を書く才能があったなんて。調べてみるものですな。
巻末。吾妻ひでおとかも原稿を寄せている。
1980年の創刊号はまだ自分になじみのある作家が出てきてなくて、とっても読みづらい。もうちょっと時代を下ってみよう。次は、僕が生まれた年1986年だ!
とってもビックコミックみが溢れる表紙。今のスピリッツはヤングを狙ってグラビアだけれど、この頃はまだまだビックコミックオリジナルの風味を残していて、絵の表紙だったんだね。勉強になるなぁ。
すごい今風な漫画を見かけた。軽井沢シンドロームのたがみよしひさによる新連載だ。内容もゲームを話題にしてるらしく(自分が読んだ巻はそうでもなかった)受ける印象は“超・今風!”である。
こんな時代から気まぐれコンセプトがっ!!!
とても素敵な四コマ。でもなー!いまのスピ編集部にはこれを載せる気概はねーだろーなー!糞だ糞!!!この連載は長く続いてほしい。
こんな素敵なコーマんも。好き・・・結婚しよ・・・。
美味しんぼとかの連載が始まって、今にも続く連載のベースが作られた時期に当たるんじゃないだろうか?連載してる本数も今に近いように思う。でもまだ少し、読みづらい。というわけで次は1992年に飛んでみよう!!
いきなり来たよ!浦澤直樹のYAWARA!!!アニメ化もされて絶賛大ヒットを飛ばした漫画だよ!柔ちゃんという流行語を生みだし、その名は田村亮子に引き継がれることになる。全然似てないから、俺としては別の名前で呼ぶことをお勧めする。アニメの声優は皆藤さんだぜ!!
クマのプー太郎が始まっていた。プー太郎は漫画原作というより、アニメがうちの小学校で局所的大流行していた見ていた。いま中川いさみ先生はストーリー漫画を描こうとしてるね。あの年齢で挑戦できるのは凄いこと。
92年にはじみへんが連載していた。この頃の方が丁寧な気がする。無駄が多いということなのかもしれない。
サブカル男子お馴染みの松本大洋も連載していた。ピンポンをやるのはもう少し後か。
伝染るんですも始まっていた。5年刻みで見てきたけど、すごく今の形になってきていて、俺の知ってるスピリッツの形が出来ていた。年齢層は20代って感じだから、今よりは若干高めの設定なのかしら?
あとはあすなろ白書の原作がスピリッツというのは驚きだった。たまに大ヒットドラマを飛ばすのね、スピリッツ。
ここで、俄然ヤングサンデーも掘りたくなったが帰宅の時間と相成ったので帰った。
1986年というともう30年ほど前だけれど、雑誌の連載としては、連載本数や掲載本数が固まりつつあり、今の漫画雑誌とはつながるところがあるというのが、今回の知見であった。
ちなみに70年代のマガジンも読んできたのがこちら
70年代になると今度はレジェンド漫画家による夢の共演の体を表してきて、古い雑誌感が出てきてしまう。ただ、杜氏の連載状況を知るうえで雑誌というのは貴重なものだ。
本の同時代性、横の繋がりを知るためには、やはり雑誌が一番いいと思う。雑誌→アンソロジー→単行本→文庫→電子書籍の順で横のつながりがわからなくなってくる。電子書籍に関しては、ほぼその本の情報しか得られないだろう。単行本ならばまだ棚の状況から類推することができるが、電子書籍ではそれは出来ない。これからもし、電子書籍の時代が来たとしたら、あるヒット漫画とそれと同時代に連載していた漫画の情報というのは貴重な情報になるかもしれない。もっとも漫画オタクにとってだが。ツイッターで知ったあの漫画家と、俺の好きなあっちの漫画は実は連載時期が同時期だった!なんていうのは、漫画オタクにとって垂涎のネタになるだろう。そうした方向に漫画ブログのかじを切るのは、危ないが利益もあるんだろうなと思いました(小並感)
以上。このあと丸亀製麺でうどんとどんぶり食って、風呂入って帰った。